住まいの相談室vol.18 マイホームはだれの名義に?
福栄不動産にいただくご相談には
同じようなお悩みを持っている方がほかにもいるのでは?というものがあります。
ということで、より多くの方のご参考になるよう、ご相談内容を紹介させていただきます。
(※内容はご相談者様の了解を得て、一部修正しております。)
ご相談内容
新築のマイホームを購入予定です。名義を夫婦共有にするか、夫単独にするか悩んでいます。私もフルタイムで働いていて、ローン返済にも一部関わる予定です。将来のことを考えると、どちらが安心なのでしょうか?名義の決め方について教えてください。
回答
マイホームの名義は、ご夫婦の将来に関わる大切な選択です。以下の3つのポイントを軸に考えてみましょう。
1.お金を出す人=名義にするのが基本
マイホームの名義は、原則として購入費用を負担した割合に応じて決めるのが公平です。たとえば、自己資金やローン返済を夫婦で折半するなら、それぞれが50%ずつの共有名義にするのが自然です。一方で、どちらか一方が大部分を出すなら、その人の単独名義にするケースもあります。名義と出資額が一致していないと、将来的に贈与税が発生するリスクもあるため、税務上の観点からも注意が必要です。
2.住宅ローンとの兼ね合いもチェック
住宅ローンを夫婦で組む「連帯債務型ローン」の場合、共有名義にするのが一般的です。反対に、ローンを夫のみが単独で組むなら、金融機関によっては夫単独名義を求められることもあります。つまり、名義はローンの組み方とセットで考える必要があります。ローンの返済比率や収入合算の有無によっても変わってくるため、金融機関とよく相談しましょう。
3.将来のトラブル回避には話し合いが重要
名義の問題は、離婚や相続といった将来の人生設計とも深く関わります。共有名義にした場合、売却や担保設定などには双方の同意が必要になります。一方で、単独名義にすると、何かあった際に話し合いが難航することも。名義の選び方に「正解」はありませんが、夫婦で率直に話し合い、「将来どう暮らしたいか」という視点で選ぶことが大切です。
まとめ
マイホームの名義は「お金・ローン・将来」の3点から考えるのがポイント。単独か共有か迷ったときは、出資額とローンの組み方を整理したうえで、将来を見据えた話し合いを重ねることが何より大切です。
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